榎木津礼二郎
僕(本島)
益田龍一 ナビゲート
佐々木蔵之介 田口浩正
石井正則
夏木マリ
僕は知人の紹介で「薔薇十字探偵社」を訪れました。
姪の早苗が奉公先の御曹司たちに暴行され、しかも、その立場ゆえに泣き寝入りさせられた卑劣な事件をなんとかしてもらいたいと思ったからです。
あいにく探偵は不在のようで、僕の話を聞いてくれたのは探偵助手の益田という人です。
そこで僕は驚くべき事実を知らされました。
その探偵はケタ違いに常識外れなのだそうです。
推理も調査もしない。ただ他人の記憶が視える」のだとか。
不安です・・・ 
解決どころか、とんでもない事態になりそうな・・・

佐々木蔵之介
匂いたつような男共が集まりまして。男ばっかりです。僕はラジオドラマが好きで、何故好きかというと、まず第一にセリフを覚えなくて良い、書いてあるので読めばいい、冗談なんですが(笑)。
ラジオドラマはとても自由にできる。芝居でよく解放しろ、感情を解放しろというんですが、今回このことに関しては、おもいっきり、解放させてもらっています。
結構好き勝手できて、こんな幸せな現場はなくて。とても楽しいラジオドラマです。

嶋政宏
僕は学生時代に易学者のところで修行していたことがあって、実際憑き物落としに同席したこともあったので、今回このご縁に驚いています。
ラジオドラマがこんなに面白い物だったんだと、収録の時毎回感動をおぼえて、佐々木蔵之介さん同様に解放して好き勝手に演じさせてもらっています。良い作品になると思いますので皆さん是非、お聞きください。よろしくお願いします。

田口浩正
ラジオドラマは生まれて初めてなんです。とにかく声の仕事は今までやったことが無くて、何故なら滑舌(かつぜつ)がものすごく悪くてですね、「さしすせそ」が「しゃしぃしゅしぇしょ」となるんです。
マネージャーに「僕は滑舌が悪いから無理なんじゃない?」と云ったのですが・・・やっぱり、いっぱい、かんでます。
一番云えなかったのは「元子爵のご子息」。二十回くらい取り直していただきました。良い緊張感の中で、解放できるような芝居ができたら良いと思っております。

石井正則
今回の益田というのは榎木津さんに振り回される情けない男なんですが、普段僕が二枚目の色男なので、役作りをするのがすごく大変でした(笑)。
ラジオドラマは声だけの出演なので、自分の姿をさらさなくて良い、今回は自分が185センチあると思って演じております。すごく楽しい現場で、とるたび皆の意気込みが感じられる、それにあわせて芝居がどんどん変わっていく様がとても面白くて、現場の躍動感が作品に出ていると思っています。

斎藤洋介
まず、京極先生のご本は難しい漢字が多すぎます。前日に漢字の読み方を調べるのに苦労しております。
ラジオドラマというのは映像と違って間をとる場合に顔の表情とか、肉体の動きを見せることができない。
ラジオで間をとるというのは、全くの無音の状態になってしまいますから。
それでも必要な間はとらなきゃいけないのでそれを克服できるかが、自分の一番の課題になっております。

ゴルゴ松本
名だたる役者さんとご一緒するので非常に緊張していたのですが、皆さん科白をかんでいただきまして、なごみながらやらせていただいております。
木場刑事は非常に言葉使いがあらい、僕もあらいほうなのですが、その上をいくような強さをもっているので、そんな感じを家で練習していたら、かみさんに「もうやめて」と言われまして「でもこれは仕事だぞ」と言って笑顔で出てきました。頑張りますのでよろしくお願いします。

今回、重要な役割を担うのが「僕」の語り。ある意味シリーズの主役でもある「僕」が、物語を導き、また、まとめていくという核となる役割です。それを担当するのが田口浩正さん。記者会見の時にナレーションは苦手だ、という様な事を云っておられましたが、なかなか、どうして、良いのです。味があるのです。
是非、「僕」のナレーションに聞き入ってください!


*この「下僕Pの制作日誌」はスタッフ内の下僕が収録時のエピソードや
  隠れた聞きどころ等を不定期にお伝えいたします。