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内閣ですが、この前改造したばかりなんですけれど、大臣の皆さんはどうなるのですか?
「理論的には新しい総理になった方が、新たに組閣するということになるんですけれど、こういうときは良く『居抜き』と言うんですが……」
居抜きですか?
「居抜き内閣。要するに大臣そのものは代わらないで、店の主人だけはポッと代わってしまうと。たぶん、今ある内閣をそのまま継承して、総理大臣だけが代わるということに、過去にそういう例もありましたので、そういうことになるのではないかなと思います」
なるほど。それと論戦が本格化するのは、10月の後半から11月になるだろうということでしょうか?
「10月に入ってから。9月は自民党の総裁選びということで、10月に入ってから論戦がようやくスタートすると、代表質問などがそのあたりから始まっていくのでしょうということですね」
だいたい半月遅れるわけですが、今回安倍さんも辞める理由の1つに挙げていた『テロ対策特別措置法』というインド洋での海上自衛隊の給油作業の継続、この法律が11月1日で切れてしまいますね?
「これは、たぶん継続するのはきわめて難しいと思います。時間も非常に、確か今国会の会期は11月10日までだったと思いますが、10月末までに法案を成立させなければならないということですけれど、国会審議が遅れてしまうということで、審議はそこまでに成立するのは非常に難しいだろう、時間的に難しい。
それから、民主党が方針を変えることはないと小沢さんは明言されていますので、民主党が賛成するということはないだろうと。そうすると参議院で否決されるか、あるいは参議院で60日間審議されないような状況で、否決されたとみなして、衆議院で、3分の2で再議決して通すという方法があるんですけれど、果たしてそこまでやり切れるかどうか。
たぶん時間は切れて、インド洋に展開していた海上自衛隊の艦船が日本に帰ってくると。そして帰ってきた中で、日本が居ないということが(国際的に)どの程度反響を呼ぶのか。あるいは実質的にガソリンスタンドをやっているという話もありますので、アメリカがアフガニスタンに9.11テロの反抗として、アメリカにお付き合いをするという意味で、象徴的にあそこに出したという意見もありますので、そういう反響を見てどうするのかということを改めて考えることになるのではないか。
実際通る議席数があれば、どんなことをしても通すと思いますが、参議院のねじれという中で、どこまでやり切れるのかというのは、なかなか難しいと思います」
しかし、参議院選挙の大敗の後に、それでもやるんだという風に安倍さんはいったんはおっしゃって、恨み節になるんですけれども、自民党・与党の人たちにすると、だったら何であの時にとなるわけで、辞めるんだったらあの時じゃなかったのかよと、こういうことを言う人もいますよね(笑)?
「自民党は参議院選挙で(獲得議席)37という歴史的な敗北をしたわけですよね。普通ならば、選挙というのは国民の民意を問うているわけですよね。国政選挙ですからこれだけ負ければ、総理大臣辞めろというシグナルなんですよね。この辺から無理が始まったのではないかと思います」
やはり引き金になったのは、7月29日の参議院選挙の後に無理やり続投してしまったのが、あったということですよね?
「それはその通りだと思いますね。無理に無理を重ねていたと。よほどこういうときは強靭な胆力というのか、精神力がないと、この局面は乗り切っていけないんですが、安倍さんはまだ52歳ですしね、当選5回ということで、政治的に経験もあまりないということで、やはり無理に無理を重ねていくうちに行き詰って、どうしようもできなくなった。ある意味で最後はやや精神的にも不安定になってしまった。そういう中で投げ出したんだと思っております」
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