この童仙房という地区は、明治時代に開拓者が入った村で、人口は245人なのだけれども、若い方やお子さんもいるという話を昨日まで聞いてきたのですが、子供たちもこれから地域社会を再生する上でどう動いていくかが大事ですよね。
「子供たちが今必要としている、本当の力とは一体何か。これに着目しているのは童仙房の方だけではありません。都会で過ごしている人たちも、思いは、実は強いものがあります。
今日御紹介するのは、童仙房で活動している企業や市民団体の動きですが、まずはこの音をお聴き下さい。」
(子供の歓声)「冷たかった!」
(子どもの親)「がんばった、がんばった。やったーすごかったなぁ〜」
「本当にかわいらしい声をみなさんに聴いていただいたと思うのですが。」
水遊びしていますね。
「そうなんです。この童仙房地区を流れる川を、川歩きする遊びの時の音です。」
良いですね。都会では絶対できない遊びですね。
「もちろん、ちゃんと親が前後に付いて、冷たい水の中を歩いていきました。『冷たい』という声から、本当に自然を感じているなと解りますね。」
これは童仙房地区のお子さんですか?
「実は外からの方で、大阪の『生活クラブ生協大阪』の組合員のみなさん・家族です。大阪市内や北摂地域を地盤とする『生活クラブ生協大阪』のみなさんが現地に入って、この童仙房の森と川での遊びを体感しているんです。
今年から『森の学校』という名前で、このイベントを始めたということです。森から何かを学ぼう、子供が欲している遊び・学びというのは森にある、という理念の下、現地に入って活動するということで、このような川遊びとか、小さな枝を切り落として削って笛を作ってみんなで合奏をしたりとか、そういうような取り組みをボランティアの人たちも来て、みなさんで楽しんでいましたね。」
指導するのはボランティアの方々ですか?童仙房地区の方ですか?
「童仙房地区の方が道先案内人になって、それから児童館などで活動する、子供たちと遊ぶ活動をしているボランティアも参加していました。見ていまして、子供の笑顔、声が本当に『楽しい』というのは、こういうときに発せられるのだと体感できました。」
そうでしょうね。
「参加しているメンバーの中に教育関係者の方もいました。その方は幼稚園の園長先生なのです。『森の幼稚園』の園長先生なのですが、実はこの『森の幼稚園』には施設がないんですって。」
えっ?
「つまり、幼稚園や保育所というとちゃんとした校舎、園舎がありますよね。そこでみんなで遊んで園庭で砂遊びというイメージですよね。
ところが施設がない。つまり、その学校の近くの森や地域の公園などに行って、みんなでその場で学びましょうと。『今日はお花の絵を描いてみましょう』、『お花をつんでみましょう』ということですごすことを理念とした幼稚園が大阪市住之江区にあります。」
住之江区から森は遠いですよ。
「そこからだと、恐らく近場の公園で活動されていると思うのですが。」
園児たちがいて通っているのですか?
「そうなんですって」
そしてその園長さんが、南山城村の童仙房にもいらっしゃる(のですか)。
「結局なぜ来たかというと、本来の自然の姿というものをもっと教育の場で生かしていきたい、子供たちの反応をもっと知りたいということから参加しているということなのです。」
ということは、大阪市内の幼稚園児のみんなが南山城村の童仙房地区に、いろんなことを学びに、遊びに大挙してやってくるような時代が来るかもしれない。
「そうです。教育の再生は、もしかしたら森から始まると。」
これは逆に人間の起こりというものが、人間はどうやって生きていくのか考えさせられますよね、森や川の流れが。
「森や川には何もないですもの。」
どうやって生きていけば良いかを考えますよね。
「それを学ぶためのヒントというものを、小さい子供のころから学んでほしい。たくましい子供が育ちますよね。」
たくましい子供が育つということもあるでしょうし、プラスその地区に住んでいるみなさんが活性化していくきっかけになるような気がしますよね。
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