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それに対して野党・民主党側は一点攻勢をかけるチャンスということで、今回三選が決まった小沢代表の下、挙党一致ということで臨んでくるでしょうね。
「本当はここは民主党にとっては一番のチャンスのはずですよね。しかし実はいま、民主党が苦しくなっているのは、この間ずっと自民党の総裁選挙というところに光が当たっていて、民主党の中での議論、あるいは民主党の政策ということがクローズアップされないですね。
1つ実は、民主党はあぐらをかいていられないことは、先ほどから自民党の(総裁選)各候補が、どういう政策を掲げて、その裏付けとなる財源をどのように示すのか、これが問われているということをずっと言っているのですが、実は同じことが民主党にも求められているのです。
自民党の新しい総裁が決まって、新しい首相が決まって、やがて総選挙がある。その総選挙とのところで国民は民主党も含めて選んでいくわけで、そのときに民主党が国民に対してどれだけ説得力のある政策が出せるか、これがかかっていると思うのです」
夢物語の、目先のプランということだけではもちろん国民は納得しないということになりますね?
「そのとおりです。自民党の中でずっと麻生さん始め、選挙を意識して非常に国民に受けの良い政策を言うわけですね。ところがその裏づけとなる財源は何になるかというと借金になってしまうわけです。
借金でないというのであれば、やはりどういうところを削って、これだけ財源ができるのだということをちゃんと示さなければ、説得力がないと思います。実は民主党についてもずっと言われていることで、むしろ民主党は自民党がこの間小泉改革の流れで、非常に痛みを伴う改革をやってきて、その痛みにあえいでいる地方・農村ですとか、そういうところに実は逆にいま、チャンスだとばかりに、所得補償だとかいろんな政策を打ち出して手を広げてきたのですが、ではそれをどうやって実現するのかといったときに小沢さんは一方で消費税は上げないということをずっと言っているのです。
では、どうやってそれを実現するのか。これは政権を獲ってから考えますでは済まされないのです。逆にそれを期待して投票した人たちが、民主党が言っていたこととぜんぜん違うじゃないか、ということになれば今以上の政治不信を深めるということになりますし、民主党にとってはここが正念場だと思います」
正念場ですか。小沢さんが今後国民に対して指し示す、ある意味でマニュフェストに近い形だと思いますが、政策ですね。これに対して、自民党総裁選各候補の中で、一番逆に手ごわいぞ、これは国民にとって非常に良い論戦になると、いうのはどなたの(政策ですか)?
「個人的に言えば一番可能性があるのは与謝野さんではないかと思うのですが、与謝野さんがもしこれまでの主張どおりに消費税増税が必要なのだということを言ったとすれば、これは非常に面白い戦いになると思います。
一方で民主党はちゃんと財源を言えるのか、言えないのか。与党も野党もいま、圧倒的に支配的なのは「負担増はできるだけ言わないほうがいい。消費税増税なんて口にしたら、選挙に負けてしまう」と思っているのですけれども、実は少子高齢化というこの日本の社会の状況というのは、国民はみんなわかっているわけで、これだけの行政サービスを維持していくためには、お金も天から振ってくるわけではありませんから、それを賄うためにどういう負担をすればいいのか、その代わりどういう負担に対してどういうサービスを約束してくれるのか、そこをむしろ正直に語ってほしいと思っているのではないかと思うのです。
だから、そこを正直に言う勢力が、仮に、むしろ自民党側からそういうのが出てきた場合に、これは民主党にとっても、おちおちしていられないということになってくると思いますね」
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