「おはパソアップデート白書が完成しました」

11/5から5週間にわたって実施したアンケート企画「おはパソ アップデート白書」おかげさまで、のべ2500通を超えるご回答をいただきました。ありがとうございました!

第1週「今年どんな本を読みましたか?」

1位

・「読んでいない」

2位

・「花だより」/田郁(たかだ・かおる)

3位

・「医者が教える食事術 最強の教科書―20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」
 /牧田善二(まきた・ぜんじ)

4位

・「さよなら田中さん」/鈴木るりか

5位

・「君たちはどう生きるか」/吉野源三郎(原作)羽賀翔一(漫画)
・「日日是好日(にちにちこれこうじつ)『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」
 /森下典子(のりこ)
・「かがみの孤城(こじょう)」/辻村深月(みづき)

8位

・「旅猫リポート/有川浩(ありかわ・ひろ)
・「あきない世傳金と銀」/田郁(たかだ・かおる)

10位

・「友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」」/山中 伸弥(やまなか・しんや), 平尾 誠二・惠子
・「ほしいものってなんだろな」/くにやたけひろ
・「人魚の眠る家」/東野圭吾(ひがしの・けいご)
・「終わった人」/内舘牧子(うちだて・まきこ)

帝塚山大学心理学部 谷口淳一教授の分析

未読をのぞけば、1位の「花だより」でも全体のわずか1.6%。
全体で453種類の本を挙げて頂いています。
今年よく売れた本のランキングや話題の本などもありますが、
リスナーの方はそれにこだわらず様々な種類の本を読まれていることが分かります。「読んでない」という人が一番多かったですが、それでも全体の12.6%で、9割近くの人は具体的な本の名前をあげて下さっており、ここからは読書離れという傾向は見えません。

本を読んでいない方の割合(年代別/男女別)
女性 男性
30代 21.4% 20.0%
40代 10.3% 11.1%
50代 9.8% 23.8%
60代 10.2% 13.0%
70代 5.0% 16.7%

また、この「読んでない」という人の割合を年代別、男女別に見てみると、面白い傾向が見えます。まず女性では年代が上がるにつれて「読んでない人」は少なくなり、一方、男性では女性同様に30代で20%と高く、40代では11.1%と低くなるのですが、50代で23.8%と高くなります。50代男性が高いのは今回の結果だけからは理由がよくわからないですが、興味深い結果だと思います。

第2週「朝ご飯に欠かせない一品」

1位

味噌汁(77票)

2位

ヨーグルト(53票)

3位

コーヒー(37票)

4位

バナナ(24票)

5位

納豆(21票)

6位

目玉焼き(17票)

7位

牛乳(16票)

8位

卵焼き(12票)

9位
(同率)

食パン・味付け海苔(9票)

帝塚山大学心理学部 谷口淳一教授の分析

ランキングに汁物や飲み物などサッとすませられる物が並んでいます。それだけ朝の慌ただしさを表していると思います。
一位の味噌汁ですが、年代別・男女別にみると結果が違って見えます。まず女性では、なんとなくイメージと逆なのですが、年代が上がるにつれ、味噌汁を挙げた人の割合が下がります。一方、男性は50代男性が他の年代より低くて7.5%です。では味噌汁ではなくて何を朝ごはんに食べているのかというと、50代男性ではコーヒーやヨーグルト、70代女性や60代女性ではヨーグルトが上位に上がっています。ヨーグルトを挙げている人の理由をみると健康のためとしている人が多く、60代70代女性はそのような意識が高いことがうかがえます。また50代男性でコーヒーを挙げた理由をみると「パンに合う」などがあり、必ずしも朝食にコーヒーだけを飲むというわけではなく、何か別の物を食べてコーヒーを飲むというなのでしょう。
さらにこの回では「朝ご飯は和食か洋食か」という質問をしているのですが、年代別・性別にみると違いがあります。女性ではどの年代でも和食より洋食派の人が多い傾向がありました。男性では年代より傾向が違っていましたが、40代で和食派が56.9%に対し、洋食派が16.9%と圧倒的に和食派が多くなっています。40代女性では洋食派が多いので、40代同士の夫婦だと夫は味噌汁など和食を食べて、妻はパンとコーヒーなど洋食を食べているという朝ごはんの風景が浮かびます。

朝ご飯は和食か洋食か
人数 割合
どちらでもない 126人 19.3%
洋食 258人 39.6%
和食 268人 41.1%
朝ご飯は和食か洋食か(年代別/男女別)
和食 洋食 どちらでもない
30代 女性 36.8% 47.4% 15.8%
男性 27.8% 27.8% 44.4%
40代 女性 29.6% 42.6% 27.8%
男性 56.9% 16.9% 26.2%
50代 女性 37.3% 38.6% 24.1%
男性 44.2% 41.7% 14.2%
60代 女性 34.1% 52.4% 13.4%
男性 37.1% 47.6% 15.3%
70代 女性 27.8% 44.4% 27.8%
男性 50.0% 44.7% 5.3%
和食の割合(年代別/男女別)
女性 男性
30代 37% 28%
40代 30% 57%
50代 37% 44%
60代 34% 37%
70代 28% 50%
味噌汁の割合(年代別/男女別)
女性 男性
30代 21.1% 11.1%
40代 14.8% 15.4%
50代 14.5% 7.5%
60代 11.0% 14.8%
70代 5.6% 13.2%

第3週「どんな習い事をしていますか?」

1位

していない(143票)

2位

ピアノ(17票)

3位

書道(13票)

4位

太極拳(9票)

5位
(同率)

英会話・手話(7票)

7位

ホットヨガ(6票)

8位
(同率)

テニス・パッチワーク・パソコン(5票)

帝塚山大学心理学部 谷口淳一教授の分析

「していない」が全体の約3割(30.5)です。つまり7割の人は何らかの習い事をしており、これは感覚的には多いなと感じます。
また「何らかの習い事をしている人」の割合を年代別・男女別にみると、女性では年代が上がるにつれ割合が高くなり、70代では90%以上の人が何らかの習い事をしているという結果でした。一方男性では、30代、40代、50代と徐々に習い事をしている人の割合が減り、50代ではわずか37.7%です。ただ、60代になると増加に転じ、70代では7割以上の人が習い事をしているとの結果になっています。やはりここでも50代男性の多忙さが伝わります。

習い事をしている人の割合(年代別/男女別)
女性 男性
30代 61.5% 53.8%
40代 72.4% 43.3%
50代 77.2% 37.7%
60代 85.2% 57.7%
70代 90.7% 73.7%

第4週「色気を感じる異性のカラダの部位」

1位

手(52票)

2位

目(35票)

3位

お尻(25票)

4位

首筋(23票)

5位

胸(21票)

6位

髪の毛(20票)

7位

太もも(13票)

8位

唇(11票)

9位

足首(8票)

10位

腕(6票)

帝塚山大学心理学部 谷口淳一教授の分析

女性では3割の人が「手」をあげており、かなり偏っていました。
「手」と答えた方のパーツへのこだわりを見ると、「男らしい」、「ごつごつ」「筋肉」「逞しい」といった言葉が並んでいます。色気とはセックスアピールですので、より異性を意識させる部分に目がいくと考えられます。女性は男性に「包容力」や「自分を守ってくれる強さ」を求めるので、そのような行動を発揮することができる「手」に注目がいくのだと思われます。一方、「綺麗な手」や「ごつごつしていない手」「長い指がセクシー」という回答もあり、スマートな男性に惹かれている女性もいることが伺え、興味深いです。どちらにしろ女性は男性の「手」から様々なことを読み取っていると考えられ、男性は「手」には注意しないといけないといえます。

第5週「今、一番欲しいモノ」

1位

お金(49票)

2位

車(33票)

3位

健康(21票)

4位
(同率)

テレビ・ラジオ(17票)

6位

家(15票)

7位

宝くじ(12票)

8位

時間(11票)

10位
(同率)

孫・冷蔵庫・タイムマシン(7票)

帝塚山大学心理学部 谷口淳一教授の分析

将来が不安なため、お金を遣わず貯蓄しているという傾向をあらわしているようにも見えますが、「お金」をあげた人の全体は6.7%と低く、ほとんどの人が具体的なモノをあげられていました。
ラジオが入っているのは、リスナーアンケートならではの結果かなと思います。ラジオ愛を感じますね。
年代・男女別にこの結果をみていくと、「車」は70代男性が多かった結果に。若者の車離れが叫ばれていますが、「車」の売上は70代の人に支えられているのかなと感じました。一方、高齢者の運転について昨今大きな問題となっており、多様な議論が必要だと感じました。
モノ以外でみれば、「健康」が60代、70代女性で1位になっており、やはりこの年代の女性の関心の高さをうかがえます。また、60代、70代女性では上位に「息子の嫁」など「子供の結婚」が上がっており、「健康」も含めて自分のためより家族のことを考えている姿が思い浮かびました。
さらに「健康」は男性も40代で上位に上がっていました。今まで勢いでできていたことができなくなり体力の衰えを痛感する時期なのかなと思います。

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