チャルが見た!

2014年5月8日(木)

チャルのこんなん見ました!
「キッド」

今日は、1921年にアメリカで公開された映画
チャーリー・チャップリン監督作品「キッド」でございます。

私が中学生の頃、テレビ番組でこの「キッド」を見て感銘を受けましてね、
守口の実家のお店の隣が「ピットイン」というレンタルビデオ店なんですが、
店の左手が洋画、邦画、右手がすべてエッチ関係、
中学生ながら右は見てはいけないと思ったものです。
そして月のおこずかい1500円を
チャップリンの映画にすべてつぎ込むというはまりようでした。

そういえばこの前、打ち合わせで石原Dから妖怪住吉・改めむっちゃんに
「チャップリンのサントラ買ってきて」という会話を聞いて、
「チャップリン!!!」と、私の心は
中学生の頃にタイムスリップしてしまったんです。

不思議なものです。
初めて見て感銘を受けた「キッド」をまた見たい!!
男38歳にして娘も授かり、「キッド」改めて見てみました。
サイレントですので、台詞はもちろん全くなくて、字幕が少しつくだけですが、
その分映像ですべてを表現するしかないわけで、
ちょっとした仕草やシーンがほんとによくできていて、
最高の1時間ちょっとの素敵なひと時でした。
まさしく一粒の涙と一笑いでは済まないチャップリンの喜怒哀楽が
この映画には詰まっていました。


自分の子じゃなく、しかも決して裕福じゃない中、
必死のパッチで育て上げた5年間が、わが子ではないのに
わが子以上の絆というものが生まれる人間深さ・・・。
それが、チャップリンの喜怒哀楽で、
すべて細かな動作、表現力でわかります。ほんとに凄い表現力です。
大げさな展開などなくても、もちろん大げさな台詞などなくても、
というよりも台詞は一言もなくても、
台詞が聞こえてくるくらいお互いの感情が伝わってきて、
彼ほど観る者を感動させられる人もいないでしょう。

およそ100年前に作られてたサイレント映画とは思えない。
あとキャラクターがはっきりしていて見やすいです。
半沢直樹のときも感じましたが、
この役するために生まれてきたんじゃないの?と思うぐらい
善悪がはっきりしていて、しかも笑えるというところがいいです。
それでもこの映画の見所はやっぱりなんといっても、
チャップリンが脇役に思えてしまうほどの存在感がある、
キッド役のジャッキー・クーガン。
その反則的な可愛さ、そして神懸り的ともいえる演技!!
めちゃめちゃかわいく必見です。

この映画には、人生のすべてが詰まっているとおもいました。
人を見下さないでいよう、他人と比べる無意味さ、
日々の食事に対しての感謝の気持ち、貧しくても清潔感は失わない心、
子供を愛する心、暴力は振るわない、
どんな時にも失わない心の豊かさと優しさ…。

親子ではないが親子以上の絆を描いた映画で
これを超える親子映画は私はまだ見ていません。
そして最初に字幕で
「皆さんはこの映画をほほえみと一粒の涙とともにご覧になるでしょう」
と出ますが、言うまでもなく“一粒”では済みませんでした…。

今日は、そんなチャーリー・チャップリン監督の傑作の映画
「キッド」をご紹介しました。

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